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楽しみ [街]






あたらしい元号が令和に決まったと、あちらこちらのブログにも載せられています。
古典の素養にも欠けるおっさん、原典になる万葉集は斜め読みしかしたコトがありません。
試験に出るからと覚えたものでした。
万葉仮名で書かれた原文を読みこなせるはずもありません。
平成と昭和の由来も知らないままに生きて来た昭和のおっさんここにあり、ですよ。
というワケで令和の由来を読んでも、はいそ~なんですか、と上の空です。
で、今日は僕にもできる和歌の話しをすこし、です。
今年一月のブログに書いた「田辺聖子の小倉百人一首」を読み終えました。


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一日一首のつもりでゆっくりと味わいながら読み終えました。
万葉集や新古今の他の歌や当時のややこしい人間関係までもが解説にあり、楽しく面白く読めましたよ。
登場人物のニンゲン臭さは現代とあまり変わりがないような気がしました。
でも、レンアイには現代よりももっと開放的だったような、ちょっと羨ましいような、でした。
と、うらやましさが違う方向へ行ったような、です。


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田辺聖子さんの百人一首の解説のなかに、好きな歌がありました。
99番、後鳥羽院の歌の解説に登場する春の歌ですよ。
    ほのぼのと 春こそ空に 来にけらし 天の香久山霞たなびく   by 後鳥羽院 
ゆったりとおおらかな春の光景が目に浮かびます。
ゆったりもおおらかも持ち合わせていないオヤジにはうらやましいほどの大きな歌ですよ。
桜の季節ならではの歌です。
桜を眺めながら西行の歌ではなく後鳥羽院の歌に遊ぶのもなかなか風情があるものです。
がさつオヤジにもそんな遊び心はあるようです。

ちなみに、百人一首99番の歌です。
    人をもし 人もうらめし あぢきなく 世をおもふゆゑに 物思ふ身は  by 後鳥羽院
なんとも憂鬱で苦しい歌でしょうか。
この歌、苦手です。


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そんなこんなで田辺聖子さんの百人一首の解説に載っていたもう一首。
    白露も 夢もこの世も まぼろしも たとへていえば 久しかりけり  by  和泉式部
若い頃に読んだはずなのに記憶になく、おっさんになって読むとまた感慨一入ですよ。
ほかにも解説に好きな歌がいくつかありますから、またの機会に、です。


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来月はもう令和です。
時代は移り変わって行くようですが、おっさんは無知のまま取り残されそうです。
それでもなんとか生きては行けるから、ま、いいか、ですよ。
僕の好きな昭和の歌人、寒川 猫持さんの大好きな歌を最後に一首。
    僕ですか ただなんとなく生きている そんじょそこらの おっさんですよ    by 猫持
田辺聖子さんも猫持さんも身体の具合がよろしくないようですが、大丈夫やろかとときどき心配です。
新作が読めなくなるのは淋しいですよ。
楽しいコト、面白いコト、令和になっても大好きなままのハズ、です。



    訂正です
    一枚目の写真を差替えました.
           雪柳にハナアブが止まっている写真でしたが、
           ハナアブを見ているうちに気分よろしくなくなってしまったものですから。
           虫が苦手な方には申し訳ないことをしでかしました。
           最初から載せなければと反省中です。
           ごめんなさい。
           3:51







あしあと(120)  コメント(4) 
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あしあと120

コメント 4

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tommy88

レイワと聞くと、姓はオロナイン、名は軟膏、を思い出します。てなもんや三度笠より前の時代だからご存じないかもしれません。子どもたちに大人気の「とんま天狗」で大村崑の決め台詞。のちに歌になっていたように思います。レイワという音で、姓はと反応してしまい、続いてしまいます。昭和の真ん中あたりの話です。

投票日だから余計なことは言えませんが、令和の令は命令の令だと言って、だから安倍総理の右翼的発想だと、胡散臭い話をするマスコミと特定政党があり、参ります。毎回同じような文句を垂れる方たち、あっち行ってほしいです。

従姉弟会にて、世界遺産の超有名なお寺で御朱印を担当している者がおり、5月1日からの改元が大変だと申しておりました。毎日、ものすごい数の御朱印を担当し、団体が大型バスで押し寄せて、5種類ある御朱印の全てを書けと金を払うおばちゃん、出発に間に合うかと圧力をかけられる中で書くらしく、緊張すると言うておりました。目の前で失敗は見せられませんから、大変だと。いま「令和」を書く練習をしているそうですが、記載年月日を入れるときに、書き慣れている「平成」と書いてしまったらどうしようと思うよと、申しておりました。見えない場所にも苦労があるんだなと、脳天気に極楽とんぼをしている私は思うのでした。

by tommy88 (2019-04-07 05:33) 

dojita

万葉の醍醐味はそのおおらかさかと、勝手に解釈しています。
ややこしいことは措いといて、パラリと開いたページをそれとなく読む(眺める?)これ心のマッサージ。
従って幾年たっても読了しませんが・・・
by dojita (2019-04-07 10:15) 

あるいる

tommy88さん

コメントありがとうございます。
大村崑さんとは懐かしい名前が登場ですよ。
崑ちゃんと呼んだほうがもっと懐かしいオロナミンCのおじさんです。
今日は大阪も投票日ですが、昨日、図書館の帰りに期日前投票を済ませて来ましたよ。
反維新の僕、維新を阻止するための消去法投票作戦です。
胡散臭い政党は候補者を出せないほどの凋落ぶりですから今回も問題外、です。
西暦を使う頻度が高く、和暦はいつも今何年やったかなと、カレンダーに目をやるほどに意識が低い僕、お寺さんには勤められませんよ。
5月からしばらくの間は、目の前に「令和」と大きく書いて貼って置くのがいいかもしれませんね。
それにしても、口にするたびにキラキラネームの音感がする年号です。
れいわのわいれ
令和の輪入れ
誰でもが思いつく回文しかできませんでしたが、輪入れってなんやねん、です。
輪投げの親戚だと勝手に決めました。
超駄作です。

by あるいる (2019-04-07 15:22) 

あるいる

dojitaさん

コメントありがとうございます。
4000首以上の歌を集めた万葉集をパラリと開いて楽しむとは、なかなか楽しそうですよ。
解説がないと僕には楽しむのは無理かもしれませんけれど、ね。
百人一首の第一番は天智天皇の歌とされ、万葉集に元歌があると解説にありました。
万葉集 第十 詠み人知らずとして
  秋田かる 仮庵を作り わが居れば 衣手さむく 露ぞおきにける
この歌が時代とともに王朝風に変えられ、天智天皇の作となったとか。
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
音の調べ、流れは百人一首のほうが洗練されていますが、元歌の無骨さ、素朴さも捨てがたいものです。
万葉集のおおらかさ、なんとなくあるような・・・ですよ。
心のマッサージにはうってつけかも、です。


by あるいる (2019-04-07 15:35)